第5回歴史の福井谷『伝説の直谷城』体験ツアー

川崎 (2013年10月15日 19:25)|コメント(1)| トラックバック(0)

抜けるような真っ青な秋空に、くっきりと直谷城跡の木立が浮かぶ。そんな10月14日(月)、第5回となる歴史の福井谷『伝説の直谷城』体験ツアーを実施しました。
9時30分から開会式。和田、吉福会員から直谷城の概容を聞いた後、参加者(18名)は、昔の武士が携えていたであろう『腰兵糧(弁当)づくり』を体験。古代米や玄米、白米のおにぎりと共に、めざしや漬物などをハランで巻きました。
その弁当を持って、10時に「いざ登城!」。今回は2つのグループに分かれ、ガイドを和田、末永が担当、追手道から山頂(『主郭』)を目指しました。途中、『土塁と空堀』『井戸跡』などを案内しましたが、今回初めてご案内する『矢石』へは当時造られたと思われる岩上の階段をロープを使って上りました。ちょっとしたサバイバル感覚で、大人も子どもも楽しそうでした。
麓から標高約80メートルを登った所が『一の郭跡』。ここでは『安徳天皇の伝説』を案内し、『姫落としの伝説』が残る切り立った岩を眺める体験、縄文弓による『射的体験』などを行いました。射的は今年も大変な人気です。
昼食は、登城前に作った『腰兵糧』。「おいしい」という声があちこちから聞かれました。
13時、一行は「二の郭」から「搦手道」を通り城跡を後にしました。向かう先は『史蹟 福井洞窟』。ここでは発掘調査にあたった久村さんから、その貴重な調査の結果等についてお話をしていただきました。
『直谷城主の墓』を巡り、再び公民館へ。「又こうしたイベントの時には参加したい」という声をいただき、再会を楽しみにイベントを終えました。
イベントの実施にあたってご協力をいただいた、北松山岳会の皆さん、早朝より炊き出し等を手伝っていただいた地域の皆さん、直谷城跡および史蹟福井洞窟の案内をいただいた県文化財保護委員の吉福さん、元佐世保市教委の久村さんに心より感謝いたします。 

記 末永

    

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開会式の中で『直谷城』の概容を説明する和田、吉福両ガイド 炊事場ではおいしそうな食材が着々と準備されていました 当時の武士が戦へ携えていたと思われる『腰兵糧』づくり体験
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まぶしい秋晴れの中を、追手門から「いざ登城!」 ふるさとの会が建てた絵看板の前で山城の特徴などを案内 『追手道』でそびえる断崖や『武者溜り』見上げながら
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『籠城』という場合に最も重要なのが水の確保。『井戸跡』で 『矢石』には当時造られたと思われる岩の階段をロープで登る 『矢石』で当時の戦の状況を思い描く参加者
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『姫落とし』の断崖は垂直に約28m。この断崖を眺めるおっかな感動の体験 縄文弓による射的体験。矢の向かう先には地域に憎っくきイノシシにバシッ! 「おいしい!」原始米等のおにぎりをいただくほほえましい親子の参加者
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「史蹟福井洞窟」でその特徴や貴重な歴史背景を聞く参加者 町畑から、今日のツアーを名残惜しみつつ直谷城跡を見上げる 『直谷城主墓石塔群』で古の栄華を偲ぶ

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みなさん楽しそうですね♪

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